連絡するたびに担当者が替わる:30秒の説明を用意する
当サイトには、ずっと返事がないときは、どのくらいで「長い」と言えるのかをまず確認してから連絡手段を替えることについての別の記事があります。4回目の電話をかけるとき、人がいちばんやりがちなことは2つ、愚痴と省略です。前回もう話したと愚痴を言うか、相手が当然知っているはずだと思う部分を省くかです。どちらも、今回の通話を前の3回よりも長引かせます。有効なのは、まず一つのことを受け入れることです。案件と人は別々なので、毎回を1回目として扱う、ということです。
担当者が替わるのは普通のこと
多くのシステムでは、あなたの案件は一つの番号に属しているのであって、一人の担当者に属しているのではありません。電話に出る人はそのときのシフトで決まり、その人に見えるのはシステムに残された記録であって、前回の通話でのやり取りではありません。
ですから「前回の担当の方が……と言っていました」という言葉は、今回の相手にはほとんど効き目がありません。その回の日付と番号を言えるのでない限りは、です。これは双方に見えているものが違うということで、相手が熱心かどうかとは関係ありません。
持ち運べるのは2つだけ
1つめは番号、2つめは決まった形の説明です。番号があれば相手は案件を見つけられ、説明があれば相手は30秒でどの部分から引き継げばよいかが分かります。この2つを用意しておけば、誰が出ても同じです。
当サイト(ビザサイト)には、受領番号と案件番号をまず書き留めてからほかの話に進むことについての別の記事があります。その記事が述べているのが、ここでいう1つめです。番号がなければ、あとに続く説明がどれほど整っていても、何にもつながりません。
- 実際にできること
- 自分の番号は何か、そしてそれがどの件に対応しているか
- 前回連絡したのはいつで、どの方法だったか
- 前回得た結論は何か(結論だけでよく、経過は不要)
- 今回求めているのはどの一件か。質問は1つで、3つではない
伝えるのは「前回の結論」で、経緯のすべてではない
最初から話すと、たいてい5分かかり、しかも相手は最初の30秒でもう別のものを探し始めています。これを一文に替えます。「この件の番号は○○で、前回は○月○日に○○と案内されました。確認したいのは、その後に進展があったかどうかです。」
当サイトには、相手が折り返し電話すると言ったのにかかってこないとき、待つことを期限のあるものに置き換えることについての別の記事があります。前回の結論のうちいちばん重要な項目は、相手が約束した期限です。
この一文の構造は決まっています。番号、日付、前回の結論、今回の質問です。一度用意すれば、その後はどの通話でも同じ一文を使い、途中の日付と結論だけを替えます。
毎回、終わる前に同じ質問をする
「今回の内容は記録に残りますか。残るなら、こちらからはどう引用すればよいですか。」このひと言は、次の通話の担当者が引き継げるようにするためのものです。記録を残すシステムもあれば残さないシステムもあり、どちらなのかを知っておく必要があります。
当サイトには、カスタマーサービスに電話するときの音声メニューの構造と、オペレーターにたどり着く方法についての別の記事があります。つながったらまず3つのことを確認し、切ったあとで記録を1行書き足します。その記事は1回の通話のやり方で、このひと言は「まだ次の通話がある」場合のためにとくに加えたものです。
2回の説明が正反対のときは、担当者が替わったせいではない
今回得た答えが前回とまったく逆だった場合、どちらか一方が間違えたとすぐに決めつけないでください。それよりよくあるのは、2人が答えていたのが実は同じ質問ではなかったか、その件について層ごとに異なる規定がある、というケースです。
当サイトには、規定はたいてい一層ではなく、まず何層あるかを尋ねてからその件がどの層に属するかを尋ねることについての別の記事があります。当サイト(ビザサイト)には、2つの窓口の説明が食い違うとき、同じ質問に答えているのかどうかをまず確認することについての別の記事があります。正反対の答えに出会ったら、この2つの記事の手順を済ませてから、一つ上の段階に進むことを考えましょう。
途切れずに続いているのは、あなたの記録だけ
相手の側は交代制ですが、あなたの側はそうではありません。ですから、この件の完全な全体像が存在する場所は一つだけ、あなた自身が書き留めた数行です。日付、相手の名前、話した内容、次の一歩は何か、です。
当サイトには、ずっと返事がないとき、一つ上の段階に進む前にまず時系列を書き出すことについての別の記事があります。その時系列とは、この数行が積み重なったものです。そして、通話が終わるたびに書き足していくときに、いちばん完全なものになります。
この記事の範囲
この記事で扱っているのは、自分で用意できる説明と記録の残し方です。いずれかの機関の業務の流れ、記録の保存方法、案件の割り振りのルールについて述べるものではなく、どの回答が正しいかを判断するものでもなく、法律や移民に関する助言にもあたりません。
具体的な問題はすべて、その機関の正式な説明が基準です。
ポイント
案件と人は別々で、担当者が替わるのは例外ではなく前提です。ですから「前回の担当の方が言っていました」という言葉は、日付と番号を言えるのでない限り効き目がありません。持ち運べるのは2つだけ、番号と30秒の説明です。その一文の構造は決まっていて、番号、前回の日付、前回の結論、今回の質問1つです。毎回、通話が終わる前に「今回の内容は記録に残りますか」と尋ねます。これは次の通話の担当者のためです。2回の答えが正反対のときは、違う質問に答えていたのではないか、違う層の話ではないかをまず考えます。最後に、途切れずに続いているのは、あなた自身の記録だけです。