証拠として役立つ写真の撮り方:引きの1枚、寄りの1枚、当日中に送る
入居、退去、車の受け取り、荷物の受け取り、手を加える前——こうした場面で、当サイトはどれも写真を撮ることをすすめています。しかし、撮った後に実際に取り出して使う段になると、多くの写真は証明したいことを証明できません。
撮る前にまず考える:後で誰が何を尋ねるか
この種の写真は、後で尋ねられる何らかの質問のために撮るものです。そして、その質問は通常2種類しかありません。これはいつの状態か、そしてこれはどこか、です。
そのため、撮るときは写真そのものがこの2つの質問に答えるようにします。この点をはっきりさせれば、何枚撮るか、どこを撮るかの答えは出てきます。
引きの1枚と寄りの1枚。どちらも欠かせない
寄りの写真だけでは、傷は見えても、それがどの壁か、どの車か、どの部屋かが分かりません。引きの写真だけでは、位置は見えても、状態がはっきり見えません。
そのため、1か所ごとに2枚撮ります。1枚は下がって周囲の環境が写るように、もう1枚は近づいて細部を撮ります。当サイト(賃貸サイト)には、今ある損傷はどれか、入居前に直してもらえるか、契約書に書き入れられるかについての別の記事があります。その記事でいう「各部屋の引きと寄りの写真」が、このやり方です。
切り抜かない、加工しない、保存し直さない
写真のファイルそのものには撮影時刻の情報が入っており、切り抜き、明るさの調整、あるいはスクリーンショットを撮って保存し直すことは、どれもその情報が消えたり変わったりする原因になることがあります。元の画像は残しておきます。
問題の箇所に印を付けたいなら、印を付けた版を別に保存し、元の画像には手を加えないようにします。当サイトには、重要書類のデジタルバックアップをどうすれば確実にできるかについての別の記事があります。元の画像にも同じやり方が当てはまります。決まった名前を付け、日付ごとに分け、少なくとも2か所に1部ずつ置くことです。
当日中に1部送っておく
自分のスマートフォンに残っているだけの写真は、「当日中に相手に送り、しかも相手が受け取った」写真より、証明する力がはるかに低くなります。違いは写真そのものではなく、そのメールにタイムスタンプと送達の記録があることにあります。
そのため、撮ったその日に1通送り、本文にこれが何月何日の状況かを明記します。相手の返信は必要ありません。当サイト(賃貸サイト)には、大家とのやり取りはできるだけ文字で残すことについての別の記事があります。このメールも同じ種類のものです。
最も撮る価値のあるいくつかの時
次の場面に共通するのは、後になって双方が「当時どんな状態だったか」について違う記憶を持つことがあり、そのときはっきり示せるのは写真だけだという点です。
- 実際にできること
- 住まいの入居と退去の2日。同じ方法でそれぞれ1回ずつ撮る
- 車の受け取りと返却の前後——当サイト(車のサイト)には、これが短期のレンタカーで最も大事な1つのことだという点についての別の記事があります。
- 荷物が届いて、署名する前——当サイト(引っ越しサイト)には、署名の前に済ませておくことについての別の記事があります。
- 何かに手を加える前の元の状態
- 「これは後でもめるかもしれない」と感じたあらゆる時
この記事の範囲
この記事で扱うのは、撮影と保存のやり方です。いかなる証拠の効力や採用の基準も説明せず、いかなる写真がいかなる手続きで役立つかどうかも判断せず、法律上の助言にもあたりません。
権利や争いに関わる場合は、資格のある専門家に相談してください。
ポイント
撮る前にまず「後で誰が何を尋ねるか」を考えます。写真そのものが2つの質問に答える必要があります。いつか、どこか、です。そのため、1か所ごとに2枚撮ります——周囲の環境が入る引きの1枚と、細部が見える寄りの1枚です。元の画像は切り抜きも加工も保存し直しもせず、印を付けるなら別に1部保存します。撮ったその日に1通送っておきます。スマートフォンに残っているだけの写真は、タイムスタンプと送達の記録があるメールより、証明する力がはるかに低いためです。