自分のアカウントに入れない:復旧手段もたいてい一緒に詰まっている
当サイトには、オンラインのシステムが止まったときに、まずそれが誰の側の問題なのかを分けることについての別の記事があります。この記事が扱うのはそのうちの1つ、システムは壊れておらず、あなたが入れないという場合です。
まず、どの関門で止まっているのかを確認する
「入れない」には実は3種類あります。パスワードが違う、パスワードは合っているのに第2の関門を通れない、あるいはアカウントがロックされて試すこともできない、の3つです。3つの対処はまったく異なりますが、画面に出るメッセージはたいていはっきり説明してくれません。
ですから最初にすることは、自分を止めているのがどの関門なのかをよく見ることです。メッセージがあいまいなら、別の端末か別のブラウザに替えてもう一度試してください。この一歩で、アカウントそのものが原因ではない問題をまとめて除外できます。
復旧手段は連鎖して使えなくなる
多くの人が用意している復旧手段は、SMS と予備のメールアドレスです。問題は、この2つがしばしば互いに依存していることです。SMS はすでに解約した番号に届き、予備のメールアドレスには認証が必要で、その認証はまたあの番号に送られます。
当サイトには、申請していない認証コードを受け取ること、その SMS 自体が1つの合図であることについての別の記事があります。まだ入れるうちに対処するほうが、ここまで来てしまうよりも簡単です。
この連鎖は、身動きが取れなくなるいちばんよくある原因で、しかも番号や端末を替えたその日にすでに出来上がっています。当サイトには、パソコンやスマートフォンを替えるときに移すべきなのは、その端末を認証に使っているものであることについての別の記事があります。当サイト(ビザサイト)には、あなたの email と電話番号にどれだけのものがひも付いているかについての別の記事があります。
バックアップコードは、ほかの何にも依存しない唯一の手段
バックアップコード(リカバリーコードと呼ぶところもあります)は、SMS も、別のメールアドレスも、あの端末も必要としません。この連鎖の中で唯一の独立した節点です。
当サイトには、オンラインアカウントを登録するときに、ついでに復旧手段も一緒に設定しておくことについての別の記事があります。その記事では、番号とメールアドレスは変わるが、バックアップコードは変わらない、と述べています。手元にまだ1部あるなら、今こそそれが存在する理由です。
人による対応の道では、「あなたがあなたであること」を示すものを用意する
自動の復旧をすべて試したあとに残るのは、人による審査です。その手続きでは通常、アカウントの持ち主しか知らないことをいくつか尋ねられます。登録したおおよその時期、直近の取引、ひも付けたことのある端末や住所などです。
ですから連絡する前に、思い出せることをすべて書き出し、一度にまとめて伝えます。当サイトには、ずっと返事がないときにどれくらいで「長い」と言えるのか、2回目の連絡には番号を添えることについての別の記事があります。アカウントの人による審査には通常、案件番号があります。受け取ったら書き写しておいてください。
取り戻したら、その日のうちに3つのことをする
パスワードの変更は1つ目にすぎません。もっと大切なのは、復旧手段を今有効なものに設定し直すこと、バックアップコードを印刷するかオフラインの場所に保存すること、そして見覚えのない端末や転送設定がないかを確認することです。
そのうえで、今回の経験をほかのアカウントにも生かします。当サイトには、重要書類のデジタルバックアップをどう作れば確実なのかについての別の記事があります。バックアップコードにも同じやり方が当てはまります。オフラインに1部置き、しかも端末と一緒に置かないことです。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、原因を切り分ける順序と、事前にできる準備です。いかなるプラットフォームやサービスのアカウント復旧手続き、認証方法、ポリシーについても説明せず、情報セキュリティに関する技術的な助言も一切行わず、いかなる状況についても判断しません。
実際の対応は、そのプラットフォームの正式な説明が基準です。アカウントが他人に使われている場合は、ただちにそのプラットフォームと関係機関の指示に従って対処してください。
ポイント
まず、自分を止めているのがどの関門なのかをよく見ます。パスワードか、第2の関門か、アカウントのロックか、です。身動きが取れなくなるいちばんよくある原因は、復旧手段が連鎖して使えなくなることです。SMS は古い番号に届き、予備のメールアドレスには認証が必要で、その認証はまたあの番号に戻ります。バックアップコードは、ほかの何にも依存しない唯一の手段です。人による審査に進む前に、「アカウントの持ち主しか知らないこと」を書き出し、一度にまとめて伝えます。取り戻したその日に、復旧手段を設定し直し、バックアップコードをオフラインの場所に保存し、見覚えのない端末がないかを確認します。